きらめき は、現在準備中です。
作家プロフィール
山 野 実 優 Yamano Miyuu
経歴
1997年 兵庫県神戸市出身
2019年 神戸芸術工科大学芸術工学部アート&クラフト学科 卒業
2021年 神戸芸術工科大学大学院芸術工学研究科修士課程 修了
展示
2022年・2023年 「陶磁器のある生活」 gallery301

「おわりはじまり」 2021年大学院卒業制作
作品コンセプト
陶芸の歴史は一万年以上から続いています。
その為、陶芸の技法は数えきれないほど存在し、また、それら技法の組み合わせによって、様々な作品が生み出されてきました。
その中で、陶芸の今までにない新たな表現や技法を作り出したいという考えのもと、「釉薬内に発生する気泡」とガラスの作品制作で
用いられる「研磨技法」という2つの要素を用いて、制作を行っています。
作品の表面の釉薬を研磨し削り落とすことで、釉薬内の気泡を表出させ、作品の表面に独特のテクスチャーを表現することで
陶芸の新たな表現を目指しています。
制作する上でのテーマ
制作を行う上でのテーマのひとつとして「作品を作ることで、良い人生をつくる」というものを掲げています。
展示会やイベントなどに出向いて作家が制作した作品を鑑賞する、購入する、という機会を経験しないまま終わることが大多数ではないでしょうか。 忙しくまわり続ける現代社会において、芸術に目を向けてみるということは、時間が無い社会人とって、思っているよりも難しいことです。
しかし、そう言った人達にこそ、芸術に触れる機会を作るべきだと常々考えています。
スーパーで買った惣菜をそのまま食べず、お気に入りの食器に移して食べる、気に入った器で植物を育ててみるなど、余裕が無い人には出来ません。逆に言えば、忙しく生きる人にもそう言った心や身体の余裕を作ってくれるものが芸術と言えるのではないでしょうか。
余裕のなさは自身だけでなく、まわりの人間も磨耗させ、疲弊していきます。そのため、自身が余裕を持って生きることで、周りの人達にも余裕ができ、結果的に良い人生につながるのではないでしょうか。
芸術に触れる生活、陶磁器のある生活は、いつもと同じ時間を少しだけ特別にします。
作品づくりを通して、ひと時の休息を与えられるような、そういったことを考えてみる機会をつくれたらと思っています。